J Botanical Laboratory

今日のタイトルはタイムの'Time'となりました...
いきなり下手なダジャレですみませ～ん。

それにしても今日は昨日と打って変わって’寒い’と感じる一日となりました。
昨日は、汗を掻くほどのお天気だったのに、
今日は’冬’となりましたね～。まあ、この時期ではこれが普通なのですが...

さあ！’タイム’に戻ります！上の写真ちょっとボケボケですみません...

コモン・タイム

和名：ジャコウソウ

学名：Thymus vulgaris

科名：シソ科

香り：心地良いハーブ調/グリーン調の香りです。

種類：常緑小低木　（８～３８ｃｍ）

支配星：金星

～栽培法～

場所：日当たりのよい所。

土：軽くてさらさらとした水はけのよいアルカリ性の土。

株分け：初夏に株分けや挿し木、取り木で増やします。

収穫：いつでも摘み取れますが、開花期が最適です。

保存：乾燥させるか、オイルなどに漬けこみます。

～About Thyme～
タイムはギリシャ語で’勇気’を意味する’Thymon’に由来し、ギリシャ人にとってタイムは
’優雅さ、勇気、気品’を意味しており、’タイムの香りがする’という表現は気の利いた
褒め言葉だったのです。

またローマの戦士達は、更に力をつけようとしてタイムを入れて入浴しました。

中世ヨーロッパの貴婦人は愛する騎士のためにタイムの枝を刺繍をしたそうです。

１６６３年に書かれたスープの作り方によれば、臆病を克服するためにタイムを使うと
良いとされています。
スコットランドの人々は悪夢からのがれ、勇気と強さを得るために’タイムティー’を飲んだ
そうです。

少し話は長くなりますが、’タイム’にまつわる素敵なお話しを一つ紹介です！

～４つのハーブが語りかけるもの～

サイモン＆ガーファンクルが歌って有名になった’スカポロー・フェア’。
この歌の中で’スカポローの市に行くのですか？　パセリ、セージ、ローズマリーとタイム
と繰り返し歌われますが、彼らはそれに寄り添うように反戦の歌詞を付け加えました。

この４つのハーブは願い事が叶う意味もあり、’勝利’’長寿’’記憶’’勇気’の象徴で
あるこの４つのハーブなかに、彼らは戦争の無意味さを見出し、新たな生命を吹き込んだの
かもしれませんね...と言われています。

ちなみに、これら４つのハーブを組み合わせたブレンドティーは、体力回復に効果があり、
まさに歌うような気分を作ってくれるのだそうですよ

～利用法～
お料理：
タイム、月桂樹、パセリと一緒にブーケガルニにし、スープストック、マリネ、
詰め物、ソース、シチュー、肉料理、魚介類の生臭さを消すのに使います。
鶏肉のワイン煮にもおすすめです。
脂肪の多いお料理に使うと消化を助けてくれます。

健康：
〇適用　風邪、インフルエンザによる咳、気管支炎、
咽頭炎、食あたり、吐き気。

〇使い方　風邪などには強い抗菌力のあるタイムのハーブティーを
蒸気吸入することで、ウィルスの活動を低下させ、粘膜の乾燥を防ぎます。
消化器系の不調には、胃の中の雑菌の繁殖をおさえるためにリゾットに加えると効果的
だそうです。

タイムの精油は空気を消毒するので、アロマ・ディフューザーで焚かれることをおすすめします

’風邪のシーズン’がやって来る前に予防に、そして’風邪’の回復をやさしく早める方法として
’タイム’おすすめです。

’タイム’のパワーで、強いこころと身体を作っていきましょう～

～Recent Information～

11.9.2011.更新

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