2008年03月25日

春の香り





一日毎に、春の香りがあちらこちから風に乗ってふんわりと
やって来ていますね~

寒く長い冬を越えた花々は、みごとにきれいな色を
私達に披露してしてくれるのですね~

春のお花を見てるとこころがとても温かくなり、ふわ~っとした
幸せに包まれます

夜になると気温が少し下がるので、お昼の香りとはまた違った
とても濃い花々の香りを楽しめる、そんな春の夜が私のお気に入りです

梅の花を楽しみ、そして次は桜の花が満開になるのを待つ
この長い様な短い時間が何か大好きです花

  


Posted by Hiro at 15:10Comments(0)季節

2008年03月05日

こころの中の宝物





2月は月の半分以上が厳しい寒さになり毎日々雪が降りました。
そんな中スノーブーツを履いてザクザクという音をさせながら雪道を
歩き買い物に行っていました。
滑らないよう、ひっくり返らないように慎重に歩くには、普段以上の
運動力がいるのですね...

こんな雪の日は、しんしんと降る雪の音を聞きながら、暖かい部屋で
お気に入りの本を読むことは、とても心が落ち着くものです...

ということで、以前から気になっていた鈴木秀子さんの’奇跡は自分で起こす’
を手に取りました。感動、共鳴しながら一ページ一ページを大事に
読んでいきました。

この本の中で一番印象に残っているが
’ミラクルステップ 5 自分が知らない、自分のよさ’という項目でした。
見出しには、’あなたが自分の長所を認めることができたら、次はあなたの家族、
友人、周りの人たちの宝探しをしてみてください。それぞれの素晴らしさを認め
合うこと、それが自分の素晴らしさになります’...と書いてありました。

それでは、簡単にこの項目をご紹介させて頂きますね...

これはアメリカの学校でのお話です。
この学校のあるクラスにマークというとてもおしゃべりな男の子がいました。
マークは授業中にもかかわらず、いつもおしゃべりを始めるのです。
このおしゃべりが回りの子達に影響し、クラスがざわつき
クラス全体が収拾がつかなくなっていくのでした。

そこで、このクラスの担任の先生は、この事態を鎮めるために
一つのアイデアを思いつきました...
40人の生徒に紙を配り、そこにクラスメイト全員の名前と
その名前の横に一人一人の’あんなところがいいなあ、この人のこういう
ところが好きだなあ、と思う点を頭で考えず、どんどん思いつくまま全員について
書くように伝えました。

この後、先生はこの紙を集め、そして、一人の生徒に対しての40人の回答を
一枚づつ書きました。そして、あくる日、先生はこの紙を一人一人に通信簿を
渡すようにあげたのです。

この紙を開いた時、生徒達は喜び大きな歓声を上げるだろうと先生は期待を
していましたが、そんな先生の期待とは裏腹に、生徒達はシーンとなって
しまったのでした。しかし、この紙のおかげかどうかわからないのですが
クラスの雰囲気が段々と穏かになってきて、みんなが仲良くなっていったのでした。

それから、10年程の月日が経ち、先生が故郷の町に帰って来たところ、
先生のご両親から、教え子だったマークがベトナム戦争で戦死したことを告げられたのです。

あくる日、先生はマークの葬儀に参列しました。その時、あの当時の教え子達も
皆参列していて先生を懐かしく迎えてくれたのでした。その時、皆の提案で、
先生も交えて翌日みんなでマークの両親の家に集まろうと決めたのでした。

翌日、先生は生徒達がマークの家にやって来る前に、一足先にマークの両親
と会ったのでした。
その時、マークの両親は先生に、マークが戦死したときに身につけていた
服の中にたった一つ残っていた財布の中の紙を見せてくれました。

それは、あの時の’みんなの良いところをひとつづつ書いたあの紙’だったのです。
’マーク’と書いて、そこに40人の子供達が見つけてくれた’マーク’の良さが
40個も書いてあったのです。

マークはその紙を戦死するまで、激しい戦火の最中にも肌身離さず
持っていたのです。マークは生涯この紙を持ち続けていたのでした。

しばらくして、教え子達がやって来て、マークの持っていた紙を見せたのでした。
すると、次々と教え子達がポケットから紙を出し’僕も持っているよ’と
見せてくれたのでした。全員がその紙を持っていたのでした。

そして、教え子達が
’マークの思いは私たちと一緒だったと思う。
自分ではそんな良さがあるなんて思っても考えてもいなかったよ。
でも、みんなが自分の中にこんな良いところがあるということを見つけてくれた。
それがとても嬉しかったよ。落ち込んでもうダメだと思うとき、
戦争でもういつ死ぬか、殺されるかという状態にあっても、
自分にはみんなが見つけてくれた良さがあると思うと、
また力が湧いてきたよ。そして、こうして生き延びてこられたよ’...
と先生に話したのでした。

この紙をつくったきっかけが、クラスのざわつきをおさえるためだった事が、
こんなにも皆の人生に影響を与えているということに先生は驚いたのです。

誰もが持っている一人ひとりの中の本当の良さ、自分の中にあるものを
誰かがそーっと蓋を開けてくれて、ひかりを照らして輝かせてくれると
うれしいですよね。

微力ながら私のちいさな懐中電灯で、みんなのこころの中の良さを照らし、
輝やければと...祈っています。

それでは、すばらしい一日を...






  


Posted by Hiro at 12:00Comments(3)鈴木秀子さん