J Botanical Laboratory

朝、外を見ると雪がちらちらと舞っていました。
...がしばらくすると、真っ青な空へ変わり、太陽の光が差してきました。
...が、今はみぞれが降っています。

そんなお天気の移り変わりを感じながら、テレビを点けると
’ベニシアさんの番組’が流れていて’バジル’をご紹介
されていました。ということで、私もその流れで
’バジル’について書かせて頂きます。

それでは、昨日に引き続き’学名’からご紹介です。
バジル
学名：Ocimum basilicum
属名のOcimum は、ギリシャ語の’良い香り’
種小名のbasilicumは、’王様’という意味のギリシャ語
バシリコから由来しているそうです。
バジルは’高貴な香り’として貴族の人達よって
香料として用いられ、’王様のような高貴で良い香り’
のするハーブという意味で名付けられたそうです。

また、インドの神話では、バジルは＊クリシュナ神
（＊愛の神’クリシュナ’はヒンドゥー教では世界を維持すると
いわれている、ヴィシュヌ神の化身）と、
＊ヴィシュヌ神（＊ヴィシュヌ神は正義と法を司り、
宇宙を維持し繁栄させる強大な力を持つ、ヒンドゥー教では
最高の地位を保つ男性神です）に捧げられました。これは
’私達を守ってくれる’という意味だそうです。

また、インドのバジル’ホーリー･バジル’は、ヴィシュヌ神が、
すべての魂を救済するために、荒れ狂う海の中から作り出した
ものであると言われています。
’ホーリー･バジル’は、クリシュナ神を象徴するハーブと言われています。

それでは、’バジル’が持っている働きをご紹介です。
ーこころには？
精神的に弱っている状態が続き、その結果、無力感や淋しさを
感じた時に、’バジル’は温かくこころを包み込み、強い力を
甦らせ、集中力を与えてくれます。

ー身体には？
血液循環が滞った状態の時に起こる頭痛や偏頭痛の痛みを
和らげてくれます。頭脳明晰化効果もあります。

消化器系（胃腸、肝臓、胆のうなど）の働きを促進し、
消化不良、食欲不振や食べすぎなどを回復させる働きがあります。

殺菌消毒効果もあるので、口内炎の炎症を鎮める効果があります。

～利用方法～
消化器系の不快感、頭痛の場合：
●ドライ・バジルの場合はティースプーンに１杯
または、
●フレッシュ・バジルの場合はティースプーンに３杯
をカップに入れてお湯を注ぎます。
５分程蒸らしてから、飲んでください。
＊口内炎の場合は、冷ましてからうがいをする様に
ご使用ください。

消化器系の不快感、それに関連して起こる頭痛の場合：
バジルの精油を使う場合は、
●アプリコット・オイルなどの植物油１０ｍｌ＋精油４滴を
加えて、胃の辺りをやさしくマッサージしてください。
バジルの他に、’ラベンダー’などをブレンドすると
不快から起こる痛みをやさしく和らげてくれます。

●アロマバーナーなどを用いた芳香浴
ストレスなどが原因で起こる食欲不振、拒食症などの
摂食障害には、フレッシュな香りの’オレンジ、
マンダリン、レモン、タンジェリン’などの柑橘系、
または清々しい香りの’ペパーミント’の精油を
ブレンドして、アロマバーナーで焚き、香りを
やさしくゆっくりと身体の中に吸い込んでください。

ー注意点
●濃度を間違えると刺激を感じることがありますので、
使う量を控えめにしてください。
●通経作用がありますので、妊娠中にはご使用を避けてください。

’バジル’のご紹介でした！

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3.16.2011.更新

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