J Botanical Laboratory

昨日のブログの続きです...

やっと到着し、入口の前辺りで’こんにちは～’と声をおかけしたところ、
’お会いしたかったＫさん’がニコニコ笑顔で出てこられました。
そこで、’あなたは何のお仕事なの？’とお尋ねになり、
’アロマセラピーとハーブ’をしていますと答えたところ、
’そうですか～、じゃ少し入って頂いてよろしいわよ～’と言われながら、
ハーブが生育している辺りに案内され、’このハーブは知っていますよね？
名前をおっしゃってくださる？’と、軽くですがこんなテストがありました。
一緒に農園に入った母は、’ハーブ’よりもあちらこちらに咲く山野草に
目を奪われ、少女の様に’これは〇〇ですよね～。あの花はこの時期に咲く
〇〇ですよね～’と、Ｋさんに話しかけていました。
母は、本当に植物のことに詳しく、沢山の種類の花を庭で育て大事に
する人なのです。’もうこの植物はだめかな～と思う花や木でも、
母の手にかかれば、見事に立ち直り花を咲かせたりするのです。
そんな母のお蔭で、第一段階のテストをクリアーし、少し入った
ハーブ園へと案内して頂きました。

八ヶ岳のきれいな空気、水、ふかふかの土で育つハーブはどれもこれも
嬉しそうで、葉も大きく、緑の色も濃かったです。
上の写真は、珍しい’葉に白い模様が入ったベルガモット’です。
葉をこすると、オレンジの香りがふんわりと漂ってきました。




ふわふわのベッドの様な土で、育っていくタイムです。
腰をかがめ、土を触ると粒子が細かく、土の色も濃く、こんな土で
育つタイムは本当に幸せそうに見えました。’タイムが喜んでいますね～’と
Ｋさんに話すと、Ｋさんは’赤ちゃんを見つめるような、優しい眼差し’で
タイムを見ておられました。




触れるとふわふわっとしている’羊草’




’セージ’

Ｋさんが’ハーブの世界’に入られたことをポツリポツリと話されました。
それは、こんなお話でした...
’３０年前に体調を崩し、お薬を飲まなければ命はないよと言われた
のですが、お薬を飲まず、自分の力で治してみようと思ったのが
きっかけとなり、ハーブを育て、身体に取り入れるようになったの～。
あの時は命の保証はないと言われたけれど、こうやってこの年まで、
あの時から３０年生きているので、ラッキだわ～’と
笑ってお話されていました。

Ｋさんはまた、フランスにも行かれ、薬草療法家モーリス・メッセゲさんに
会いに行かれ研修を受けられたそうです。’私がブレンドしたハーブティーを
メッセゲさんに上げたのよ～’と言われていました。

２０年という歳月を経て、Ｋさんのハーブ農園が出来上がったことのお話も
してくださいました。ハーブが育つための地ならし等...こころ温かい
ご友人達の力、思いやりと熱意でこの農園が出来たことを話されていました。

今では、この農園に何百種類というハーブが育っています。
自然で育てたいというＫさんの思いから、手入れは雑草を抜いて
ハーブの根元に置くということだけ。
そんな中で２０年間育ってきたハーブ達は、ワイルドハーブとなり
自然な形で、力一杯育っていました。
Ｋさんが言われていた’花や草は自分の咲きたい場所をちゃんと選んで、
育っているのですよ’と言われたことがとても印象的でした。




女性のハーブ’レディース・マントル’
この葉の真ん中に集まるお水は、’お化粧水’になるとＫさんから
教わりました。




’私もいるのよ～’という感じで、’カリフォルニア・ポピー’の香り
が後ろの方から漂ってきたのです。ふんわりと甘い香りでした。

続く...

～Recent Information～

5.29.2011.更新

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